
株式投資の入門書にも売買方法や分析方法など、様々なジャンルがあります。株初心者の人は、「株取引を始める方法などの基礎知識」「企業業績などから銘柄選びをする方法」「テクニカル分析」の3つから学ぶことをおすすめします。「どういう方法で」「何の銘柄を」「いつのタイミングで」株取引をすれば良いか、を考える癖をつけるようにしましょう。

一般的な株式投資の知識が網羅されている本

書籍名 | いちばんカンタン!株の超入門書改訂3版 | めちゃくちゃ売れてる雑誌ZAIが作った株入門改訂第3版 |
著者 | 安垣理 | ダイヤモンド・ザイ編集部 |
出版社 | 高橋書店 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2021年12月4日 | 2022年5月18日 |
こちらの2冊の本は株式投資で利益が出る仕組みや売買の方法など株取引の基礎的な知識がまとめられています。どちらか1冊でも充分なので、好みに合う方を選んでください
株とは何か?から始まり、ネット証券で株を売買する方法、会社の業績などのデータから優良銘柄を見つける方法など、株取引に必要な知識をひととおり知ることができます。
初心者向けに書かれているため、専門用語の説明は丁寧で図解も多く使用されているので視覚的にも理解しやすいでしょう。
東大生が学んでいる一生役立つ「株」の教科書
著者:伊藤潤一 出版社:SBクリエイティブ
発売日:2021年10月20日
ファンドマネージャーの伊藤潤一さんが書いた本です。
この本からは「企業の情報から銘柄を選ぶ方法」を学ぶことができます
銘柄選びに必要な企業情報は、「企業の決算書」から把握することが可能です。その決算書で見るべきポイントと共に企業業績から銘柄を選ぶ方法を紹介しています。
また、バリュエーション指標(企業の価値と株価の水準から割安度を測る指標)による分析手法についても解説。この分析手法は業績より株価の水準が低い「割安株」や、業績と株価の上昇を期待できる「成長株」を探す際に役立ちます。
バリュエーション指標は株式を購入するタイミングの判断にも活用でき、その方法も書いています。
株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書 改訂版
著者:足立武志 出版社:ダイヤモンド社
発売日:2019年1月24日
公認会計士である足立武志さんの本です。
会社四季報や決算短信に載っている「企業の決算書」の読み方を解説し、中長期で投資できる成長株の探し方を紹介しています。
決算書に関連した「PER」や「PBR」などの代表的なバリュエーション指標の意味などを細かく解説している点が特徴です。タイトルにある通り「教科書」のように活用することができるでしょう。
また業績が良くても株価が下落するケースといった、「企業業績などをもとに株を購入した場合の注意点」も豊富に掲載しています。
7日でマスター 株がおもしろいくらいわかる本
著者:梶田洋平 出版社:ソーテック社
発売日:2022年8月2日
テクニカルアナリストの梶田洋平さんが書いた本です。
株式投資で活用できる分析方法には、企業業績などをもとにしたファンダメンタル分析と、過去の株価推移などをもとに将来の株価を予想するテクニカル分析があります。
本書はテクニカル分析の基礎を学びたい人に向いているでしょう。株価の推移をグラフで表示した「チャート」の読み方、移動平均線をはじめとした様々な「テクニカル指標」の使い方などを丁寧に解説しています。
チャートやテクニカル指標を用いた「株式の買い・売りのタイミングを判断する方法」も紹介。
著者の経験をもとにした「チャートに現れる売買の成功パターン」も参考になるでしょう。
ズボラ株投資 月10万円を稼ぐ「週1ラクすぎトレード」
著者:草食系投資家LoK 出版社:KADOKAWA
発売日:2022年3月10日
個人投資家であるLoKさんが書いた本です。
こちらの本もテクニカル分析を用いたテクニックを紹介しています。特に短期間の株取引に挑戦したい人向けといえるでしょう。
著者は短期投資で利益を上げるためには、トレンド(株価が上昇もしくは下落の流れ)に乗った売買が大切だと考えています。そのトレンドの見極め方と売買方法を紹介しています。
トレンドの判断ができれば、「グランビルの法則」を活用して、売買のタイミングを探します。この法則の基本的な使い方と共に、「待ち伏せピンポイント投資」など著者独自の取引手法も紹介しています。
また巻末にはチャートを読み解くための練習問題も掲載しており、テクニカル分析の勉強に役立つでしょう。
まとめ
株式投資の方法は様々で、投資期間に応じて取るべき方法も異なります。初心者の人は自身に合った投資の方法を見つけることから始めてみてはいかがでしょう。