
投資を始める際に、初心者はどの投資商品に注目すればよいのか、本記事ではその注目ポイントについて紹介します。

初心者が投資商品を選ぶ際の2つの注目ポイント
初心者が投資方法を選ぶときには何に注目したらいいか、ポイントを2つ紹介します。
理解できる投資商品
投資初心者は内容や仕組みを理解できる投資商品から選ぶようにしましょう。
投資初心者の中には「リターンを期待できそうな商品」から選ぶ人もいますが、リターンを得るためには、損失リスクと冷静に向き合うことが求められます。仕組みなどを理解していない投資商品を売買すれば、「また上がるから今は損失が膨らんでいるけれど我慢しよう」など、根拠のない行動をとる可能性もあります。
その投資商品の概要や仕組みを理解し、自分の投資目的に沿ったものから始めるようにしましょう。
参考:投資の目的が必要な理由と投資を始めるまでのステップ一例
少額から始めることができる投資商品
投資商品を選ぶときは「少額から始められる」かどうかを確認しましょう。初心者が最初から多額の資金で投資すると、冷静さを欠いた判断をしてしまう可能性があります。
例えば、1万円の投資資金で始めれば、1000円の損失が出ても「こんな感じで相場が変動するんだ」と感じる程度かもしれませんが、100万円の投資では10万円損失が出てしまうと「これ以上下がるのが怖いから売ってしまおう」と判断するかもしれません。どちらも10%の損失ですが、感じる印象は異なり、予想外の判断をするケースがあります。
冷静な判断は投資経験にも比例します。まずは少額から始め、投資に慣れることも大切です。
初心者がまず注目したい3つの投資商品
具体的に初心者が注目したい投資商品は何か、簡単に紹介します。それぞれ特徴が異なるため、自分に合うか比べてみてください。
投資信託
投資信託は資産運用の専門家が投資家から集めた資金をまとめて、株式や債券に投資します。運用をして得られた利益は投資額に応じて投資家に分配されます。
投資信託の特徴はプロの投資家が運用し、1つの投資信託を購入することで多くの株式などに分散して投資ができます。投資信託の価値が上昇したときに売れば「売却益」を得ることができ、また定期的に「分配金」が支払われるものもあります。
投資信託は少額から投資ができるため初心者向けの商品といえます。また投資のプロに運用を任せることができるため、時間に余裕がない人でも簡単に投資を始められます。
多くの数の株式などに分散して投資をしているため、株式投資ほど損益の上下はなく、長期投資に適した商品といえるでしょう。ただし商品によってリスクは異なるため、自分に合った投資信託を見つけることが大切です。
債券投資
国が発行する債券を国債、企業が発行する債券を社債といいます。
発行された債券を買うことで、発行した国や企業に対してお金を貸すこととなり、対価として利息が支払われる仕組みになっています。債券の発行先である国や企業が倒産等しない限り、満期まで保有すれば元本がそのまま返金されます。
債券の中にはリスクが低いものもあり、より堅実な投資をしたい、利回りが預金より少し高いくらいの低リターンで満足、という銘柄も豊富です。値動きを意識せずに持ち続けたいという人にも向いているでしょう。
株式投資
株式投資で得られる利益には株価が上昇した時に売って得る「値上がり益」と、保有していることで得られる「配当金」、自社製品・サービスの優待券などがもらえる「株主優待」があります。
配当金が多くもらえる株式や、配当金はもらえないが値上がりを狙える株式など、それぞれの株式に特徴があります。
初心者は例えば「配当金や株主優待があり、値動きが小さい株式」もしくは「長期的な成長を期待できる企業の株式」の購入などから検討できるでしょう。「値上がり・値下がりの幅が大きい株式」は狙えるリターンは大きくなりますが、同程度の損失リスクも抱えることになります。損失リスクにうまく対応できる自信がない場合は、そうした株式への投資は避けた方がいいでしょう。
また、どの株式銘柄に投資するかを自分で探す必要がある点は手間に感じる人もいるかもしれません。
まとめ
投資初心者の人が投資商品を選ぶ際に注目したいポイントと具体的な投資商品を紹介しました。
投資商品を選ぶポイントにも書きましたが、理解できる投資商品かどうかはとても重要です。誰かにおすすめされたから、今話題になっていて注目している人が多いから、という理由で投資商品を選定すると、損失リスクに対応できず損する可能性が高くなるかもしれません。投資商品の理解は怠らないようにしましょう。
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