投資の勉強を始める際に読みたい本5選

スマホアプリの発達やiDeCo・NISAなどの普及によって、投資を始めるハードルがどんどん下がっています。

とはいえ、投資は難しい、怖いと感じる方も少なくありません。

「投資に興味はあるけどちょっと怖い。始める前にお金や投資の仕組みを勉強したい」

「投資を始めてみたものの、よく分からない。すぐ実践できる方法を知りたい」

と感じるのも自然です。

この記事ではお金や投資の仕組みを学べる本から、実践的なノウハウを学べる本まで、5冊に絞って紹介します。

ゼロからはじめる! お金のしくみ見るだけノート

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著者:伊藤亮太 出版社:宝島社

発売日:2019年1月21日


投資を始める前に考えておくべきお金の使い方や、経済の仕組みを学んでおきたい方におすすめの1冊です。

読書が苦手な方でも、図解が多いため読むストレスがかかりません。

ポイント1:今いくら投資にお金を使えるかが分かるようになる

投資の鉄則は「日々の生活に必要なお金には手をつけない」こと。

将来いつ、どれぐらいのお金が必要になるか? まで考えて、投資に使えるお金の額を計算する必要があります。

そうはいっても、自力ではなかなか具体的に考えにくいもの。この本では結婚資金や出産費用、子どもの教育費、住宅購入資金など、暮らしに関わるお金についても説明してくれるので、お金を計画的に使う手助けになります

ポイント2:投資をするなら知っておきたい経済の仕組みが分かる

投資と切っても切り離せないのが、経済の仕組み・動きです。

もしあなたが株に投資したいと思っているなら、景気や為替について知っておくべきでしょう。なぜなら景気や為替は企業の業績に影響を与えるからです。

本著はお金の仕組みだけでなく経済の仕組みまで広く解説し、暗号資産やフィンテックなど最近のトレンドについても触れています。お金について網羅的に理解できる1冊です。

一生困らない自由を手に入れる お金の教室

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著者:森本貴子 出版社:大和書房

発売日:2020年6月27日


お金に関して将来が不安な方、お金との付き合い方を実践的に学びたい方におすすめです。

数字が苦手でもグラフや図解があるので安心。お金の不安が解消できるでしょう。

ポイント1:読んだらすぐにお金との付き合い方を見直せる

本書では投資についてだけでなく、お金を管理する=家計管理、納める=税金、稼ぐ=働き方など、お金との関わり方を実生活に即した形で説明しています。

数字を使った解説が多いため、「自分はどうだろう」とリアルに想像しながら読み進められます。

日常生活での出費や、加入している保険などを見直せば、投資に使えるお金を今思っている以上に捻出できるかもしれません。

ポイント2:「知っているようでよく分からない」が解消できる

たとえば「最近は円安が進んでいる」と見たり聞いたりする機会があるでしょう。ではあなたは「円安がどんな状態か」説明できますか?

よく見聞きするから知っているつもりになっていても、実はよく分かっていないことがらは意外に多いはずです。

本書では「円安」や「確定拠出年金」など知っておきたいキーワードの索引が設けられています。辞書のように気になるところから読めるのも嬉しいポイントです。

マネーという名の犬――12歳からの「お金」入門

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著者:ボード・シェーファー 翻訳:田中順子 出版社:飛鳥新社

発売日:2017年10月27日


お金についての普遍的な考え方を学びたい方、ビジネス書が苦手な方におすすめの1冊です。

物語形式なのでストーリーを楽しみながらお金について学べます。またタイトルに「12歳からの」とあるように、子どもでも理解できるようなやさしい内容です。

ポイント1:お金に関する「なぜ?」が分かる

本書は時代とともに変化するようなテクニックやノウハウが書かれた本ではありません。資産形成の基本や働く意味など、今も昔も変わらない、お金についての大切な考え方を教えてくれます。

たとえば、投資は「お金を働かせること」として、なぜお金を貯めるのか、貯めたお金で投資をおこなう大切さを説いています。

ポイント2:わくわくしながら行動に移せる

主人公のキーラは小学生の女の子です。彼女はある夢を実現するために、お金を得る方法やお金の貯め方を学んでいきます。マネーという名のラブラドール犬のアドバイスを受けて、実際に「夢貯金箱」や「成功日記」をつくっていきます。

大人でもキーラと一緒になった気持ちで、わくわくしながらお金について学び、行動できるでしょう。

年収200万円からの投資生活宣言

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著者:横山光昭 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン

発売日:2013年6月14日


投資に興味はあるけれど何から始めたらいいか分からない方、とにかくリスクが怖い方におすすめです。

貯金を第一に考え、投資をしてもいい状態かどうか、自分の現在地を判断できます。

ポイント1:お金を色分けして使いこなせるようになる

投資をするための資金をつくるには、まず貯金が必要です。貯金をするには収入を増やすか、支出を減らすか、2つの選択肢があります。多くの方にとって支出を減らすほうが取り組みやすいでしょう。

本書を読めば、支出を「消費・浪費・投資」の3つに分けて考えられるようになり、お金をうまく使っていけるようになります。

ポイント2:投資への恐怖心を払拭できる

貯金から投資への段階的な説明のおかげで、読み進めるうちに投資に対する恐怖心が和らぎます。初心者が投資をする際のルール、安全な投資法も書かれているため、読み終える頃には安心して投資を始められる状態になっているでしょう。

また「いくらあったら、何にどう投資すればいいか」金額の目安も分かります。

日本一カンタンな「投資」と「お金」の本

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著者:中桐啓貴 出版社:クロスメディア・パブリッシング(インプレス)

発売日:2019年2月22日


投資で挫折しないマインドを学びたい方、株への投資を考えている方におすすめの1冊です。

株式投資について深く書かれており、勝率を高める考え方が分かります。

ポイント1:長期投資の大切さが分かる

株式投資というと日に1回、数時間に1回、相場をチェックして、売ったり買ったりを繰り返すイメージをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

本書ではそうしたデイトレードのようなやり方ではなく、10年20年先を見据えた投資が重要だと説いています。投資とギャンブルの違い、資本主義やバブルなど、順を追って書かれているため、一つひとつ着実に納得しながら読み進められます。

ポイント2:相場の変動にもブレない投資マインドが身につく

長い目で見て投資をしていれば利益が出る確率が上がるのに、実際には投資を2~4年でやめてしまう人が多いそうです。長く続けるつもりで始めた投資でも、ネガティブな情報に触れて一喜一憂し、結局投資から手を引いてしまうためです。

本書を読めば人間の心理的な性質も理解でき、ネガティブなニュースにもブレない投資マインドを身に付けることができます

まとめ

これから投資を始めたい方、初心者の方に向けて、投資について学べる本を5冊紹介しました。投資にはリスクがつきものだからこそ、勉強が大切です。

自分のレベルに合うと感じる本から読み進めてみてはいかがでしょうか。今回紹介した書籍の要約はパーソナライズした「お金と投資」の学習アプリ「Bibro」にて読むことができます。ぜひ利用してみてください。

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