「インデックスを使ったほったらかし投資」の参考書籍5選

近年日本では老後に向けた資産形成のひとつとして、インデックス投資が注目を集めています。インデックス投資とは、個別の企業の株式ではなく、日経平均やダウ平均といった株価指数に連動する投資信託などを購入することで、株式市場全体に投資をする手法です。

今回はインデックス投資に関する 書籍をピックアップしました。投資に割く時間が取れないという人は、インデックス投資による「ほったらかし投資」という選択肢もあるでしょう。

全面改訂 第3版 ほったらかし投資術 

著者:山崎元・水瀬ケンイチ 出版社:朝日新聞出版

発売日:2022年3月11日


外資系証券会券や保険会社など金融機関12社を渡り歩いた山崎元さんとインデックス投資家・水瀬ケンイチさんの本です。

インデックス投資による「ほったらかし投資」の基礎がわかる一冊です。。インデックス運用とは?からインデックスの種類、優れたインデックスを見極めるポイント等を解説しています。

ほったらかし投資には「続ける」ことが大切であると考えており、その実践方法も学ぶことができます。

世界一ラクなお金の増やし方 #インデックス投資はじめました

著者:NigtWalker 出版社:ぱる出版

発売日:2018年6月1日


個人投資家のNightWalkerさんが書いた本です。

こちらもインデックス投資の基礎を初心者向けに解説している書籍ですが、暴落した際の対処法が詳しく解説されています。

追加で投資資金を増やすかどうかなど、暴落時の資産配分の見直し方や暴落に備える方法を紹介しています。

他にも投資資金の残し方や積み立て投資の始め方、配当金に対する着眼点など、著者の投資経験を元にした解説は参考になるでしょう。

お金は寝かせて増やしなさい

著者:水瀬ケンイチ 出版社:フォレスト出版

発売日:2017年12月8日


インデックス投資家の水瀬ケンイチさんが書いた本です。

インデックス投資は「運用開始当初に定めた目標まで、売らずに保有し続けること」が大切です。投資初心者の中には、少し利益が出た時や、相場が下落した時に「売って逃げてしまおう」という感情が湧き、それが原因で“もったいない運用”をしてしまう人もいます。

この本の著者もほったらかし投資のポイントに「売りたい時に売らないようにすること」を挙げており、その対処法は参考になるでしょう。

また著者は「資産配分」も重要視しており、その資産配分の方法についても解説。資産配分を決め、その配分に従い資産を積み立て、ほったらかし投資を実現するというやり方です。

金融のプロが実はやっている 最もシンプルで賢い投資の結論

著者:北村慶 出版社:朝日新聞出版

発売日:2021年8月20日


日本やアメリカの金融機関で取締役を務めた経験もある北村慶さんの本です。

この本も資産配分の方法について参考にできます。

数種類のインデックスに分散投資できるバランスファンドなど、国内に限らず、海外の株式も含めた多くのインデックスを紹介しているので、「どういった銘柄を選ぼうか」と悩んでいる人にも役立つでしょう。

さらにインデックス投資の弱点についても解説 しており、その弱点をカバーするために金や暗号資産などへの投資方法も紹介しています。

敗者のゲーム[原著第8版]

著者:チャールズ・エリス 翻訳:鹿毛雄二 鹿毛房子

出版社:日本経済新聞出版 発売日:2022年1月6日


米国の運用会社の取締役を歴任したチャールズ・エリス氏の本です。

米国の運用会社の取締役を歴任したチャールズ・エリス氏の本です。初版は1985年で、インデックス投資の指南書として長く支持されています。インデックス投資がなぜ評価されるのか、という背景を様々なデータと共に学ぶことができます。

個人投資家が市場を予測することは困難で、投資のプロに勝つことは難しい――、そうした考えを持つ著者はアクティブ投資を「敗者のゲーム」と見ています。個人投資家は時間をかけ、市場平均を狙う「インデックス投資」の方が向いていると考えているわけです。

インデックス投資のメリットを再認識できる一冊でしょう。

まとめ

インデックス投資の始め方、資産配分の方法などについて参考になる本を紹介しました。

インデックス投資は簡単そうに見えますが、注意したいポイントがいくつかあります。その点を学ぶ上でも、ここで紹介した書籍は役立つでしょう。

最新情報をチェックする!